病院・医療機関のコンプライアンス1 医療と法律の関係

病院・介護施設

病院・医療機関のコンプライアンス1

病院・医療機関のコンプライアンスについて、ポイント形式で解説するコーナーです。第1回では、医療と法律の関係のポイントを解説致します。

医療と法律の関係

ポイント1.消費者の信頼の確保

医療機関は、人の生命や健康を託される存在です。医師、歯科医師、 薬剤師、看護師などの免許は、法律に基づく特別な国家資格であり、 権限や義務の根拠となる法律への理解が不可欠です。また、患者の身体に対する治療行為を行い、多くの個人情報を扱う医療機関では、法律が問題となる場面も多く、様々な法律知識が求められます。

ポイント2.医療倫理と法律

法律とともに、医療において遵守すべき指針となっているのが、医療倫理です。特に、無危害原則、善行原則、正義原則、自律尊重原則という医療倫理の4原則は広く知られています。法律と倫理は、公的な強制力などの点で違いがありますが、多くの点において重なり合うか、相互に補完し合う関係になっているといえるでしょう。

ポイント3.医療に関わる法律の分類

法律には様々な分類がありますが、医療に関わる法律は、行政法、刑事法、民事法の3分類で考えると分かりやすいでしょう。行政法は、国と私人の関係を定めるもので、医師法や医療法などが含まれます。 刑事法は、犯罪に対する刑罰を定めるものです。民事法は、私人間の関係を定めるもので、契約や損害賠償の場面で問題となります。

ポイント4.法律に対するイメージ

法律と聞いた場合、刑事法をイメージする場合が多くなっていますが、 実際には、医療において刑事法が果たす役割は限定されています。 また、法律は、二者択一の明快な回答を出すイメージがありますが、 現実には、法律が必ずしも明確ではない場合もあり、また、民事裁判は、判決ではなく、和解によって解決するケースも多くなっています。

ポイント5.法律は良い医療を支援する

医療における法律というと、すぐに医療過誤に対する訴訟や制裁が思い浮かぶことから、医療と法律は対立するものととらえられてしまいがちです。しかし、訴訟や罰則は、法律全体の一面に過ぎず、医療と法律は、患者の利益の保護や良質な医療の提供という目的において共通しており、法律は良い医療を支援する存在であるといえます。

病院・医療機関のコンプライアンス研修

研修対象者

病院、歯科医院、調剤薬局、介護施設その他の医療機関の役員、スタッフなど

病院・介護施設

研修の特徴

・医療機関に求められるコンプライアンスを学びます
・医療事故・医療過誤の予防法や対処法を学びます
・職務上の守秘義務や患者情報の保護を徹底します

ーお気軽にお問合わせくださいー

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病院・医療機関のコンプライアンスのポイント

※病院・介護施設のコンプライアンスのポイントの一部を産婦としてご覧頂けます。
※実際の研修では、専用のテキストを使用して解説を行います。

  1. 医療と法律の関係
  2. 医師法上の医師の義務
  3. 守秘義務と個人情報保護
  4. 患者への説明義務
  5. 医療過誤と行政上の責任
  6. 医療過誤と刑事上の責任
  7. 医療過誤と民事上の責任①
  8. 医療過誤と民事上の責任②
  9. 病院における労働トラブルの防止
  10. 病院に必要なコンプライアンス体制

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