不正競争防止法コンプライアンス研修

ポイント１．不正競争防止法とは

不正競争防止法は、事業者間の公正な競争及びこれに関する国際約束の的確な実施を確保するため、不正競争の防止及び不正競争に係る損害賠償に関する措置等を定める法律です。外国公務員贈賄罪は、国際商取引における公正な競争を確保することを目的としており、同法に規定されました。

ポイント２．営業秘密の不正取得

不正競争防止法の中でも、企業にとって重要となるのが営業秘密に関する規定です。「営業秘密」とは、事業活動に有用な技術上又は営業上の情報であって、公然と知られていないものをいい、窃取、詐欺、強迫その他の不正の手段により営業秘密を取得する行為は、不正競争となります。

ポイント３．外国公務員等贈賄罪の要件と罰則

外国公務員等贈賄罪は、外国公務員等に対し、営業上の不正の利益を得るために、その職務に関する行為をさせること等を目的として、金銭その他の利益を供与する犯罪です。令和５年改正により、自然人には10年以下の懲役若しくは3000万円以下の罰金、法人には10億円以下の罰金が課されています。