個人情報保護研修の必要性
情報・データの漏えい・流出のリスクの増大
経営資源・資産として情報・データ
高度情報化社会となった現代において、個人情報を含む各種の情報・データは、企業の経営資源・資産として高い価値を持っています。情報・データの収集、分析、活用がビジネスの成否や企業の命運を左右するといっても過言ではありません。このように情報・データの重要性が高まる中、企業にとってそれらを保護する必要性はますます高まっていると言えます。
情報・データの漏えい・流出のリスク
各種の情報・データが経営資源・資産として高い価値を持つようになったということは、それらが狙われやすくなったということも意味します。情報・データは、ライバル企業はもちろん、特殊詐欺を行う犯罪者からも狙われるリスクがあることを自覚する必要があります。また、情報漏えい・流出のルートも、従業員の過失による流出、委託先の従業員による持ち出し、ハッカーからのシステムへの攻撃など、多岐にわたります。
I T・デジタル化によるリスクの増大
情報・データの漏えい・流出のリスクは、I T・デジタル化の進展に伴い、さらに増大しています。多くの企業が、膨大な情報・データをデジタル化して使用している現代では、一度の漏えい・流出の件数も多数にのぼることが多くなっています。また、一度、漏えい・流出した情報・データは、SNSなどを通じてインターネット上で拡散され、被害が拡大するおそれがあります。
損害賠償と信用失墜のリスク
情報・データの漏えい・流出を起こした企業は、自社が経済的な損失を被る可能性があるだけでなく、自身の個人情報が漏えい・流出した被害者から損害賠償を受ける可能性があります。また、取引先や顧客からの信用が失墜するなどのレピュテーションリスクにも晒されることになります。
個人情報保護法の改正
このような情報・データの漏えい・流出のリスクの増大を背景に、平成15年には個人情報保護法が制定され、その後、改正が繰り返されてきました。改正によって、個人情報に関する保護が拡大されるとともに、事業者への規制が強化される傾向にあるため、企業としては、個人情報保護法の内容を理解した上で、これに沿って個人情報の保護と利用を行う必要があります。
企業に求められる対策
以上のように、情報・データの漏えい・流出のリスクが増大している現代では、企業は、個人情報や関係する法令について正確に理解した上で、従業員の個人情報保護の意識を高め、個人情報の漏えい・流出を防止する体制を整備するとともに、万が一、個人情報の漏えい・流出が発生した場合に適切な対応を取れるようにしておくことが求められます。個人情報保護研修は、そのための有効な手段となりま
個人情報保護研修は、個人情報や情報セキュリティの直接の責任者や担当者だけでなく、部門を問わず役員から新入社員まで全ての社員を対象とした個人情報研修を受講することが必要であるといえます。また、重要度の高い個人情報を扱う金融機関や病院・介護施設などはもちろん、あらゆる業種・業界において、自社の実情にあった個人情報保護研修を行うことが重要となっているといえるでしょう。
アクティブ・コンサルティングでは、個人情報の保護をテーマに、階層別・部門別や業種別・業界別などの豊富な研修プログラムをご用意しておりますので、お気軽にご相談ください。
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