男女雇用機会均等法研修

ポイント１．男女雇用機会均等法の概要

男女雇用機会均等法は、正式名称を「雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律」といい、その名称のとおり、雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保を図るとともに、女性労働者の就業に関して妊娠中及び出産後の健康の確保を図る等の措置を推進することを目的としています。

ポイント２．事業主の義務

男女雇用機会均等法では、事業主による性別を理由とする差別の禁止や、婚姻、妊娠、出産等を理由とする不利益取扱いの禁止等を定めています。また、事業主は、職場における性的な言動に起因する問題や妊娠、出産等に関する言動に起因する問題に関する雇用管理上の措置を講じなければならないとされており、セクハラやマタハラを防止する上で特に重要な規定です。

ポイント３．紛争の解決と違反に対する制裁

男女雇用機会均等法では、性別を理由とする差別、婚姻、妊娠、出産等を理由とする不利益取扱い、雇用管理上の措置等についての紛争について、紛争解決のルールを定めています。また、厚生労働大臣による事業主に対する報告や勧告、これらに違反した場合の制裁についても定めており、事業主としては、これらの規定を十分に理解しておく必要があります。

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