コンプライアンスと内部統制

コンプライアンスとは

コンプライアンスと内部統制

内部統制の枠組みについての一般的な考え方によれば、内部統制には、財務報告の信頼性、業務の有効性・効率性、 法令等遵守という3つの目的があるとされます。法令等遵守とコンプライアンスを同じ意味であると考えれば、コンプライ アンスは、内部統制の目的の一つと位置付けることができます。いいかえれば、内部統制は、コンプライアンスを達成するための手段であるともいえます。また、内部統制の他の2つの目的のうち、財務報告の信頼性については、金融商品取引法により日本版SOX法と呼ばれるルールが定められており、同法の遵守という面からも重要となります。さらに、業務の有効性・効率性という目的に関して、法令等遵守における「法令等」の中には、企業の社内規程も含まれるところ、これらの社内規程には、企業不祥事の防止に加えて、業務の有効性・効率性の確保する目的もあります。このように、内部統制の3つの目的とコンプライアンス は、いずれも密接な関係があるということができます。

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