A~Gのコンプライアンス用語

A~Gのコンプライアンス用語

ADR

ADR(Alternative Dispute Resolution)とは、裁判外紛争解決手続のことをいい、あっ旋や調停、仲裁など裁判 以外の紛争解決手続を指すことが一般的である。手続が簡易で費用が低額であること、迅速・柔軟な解決が可能で あること、法律以外の専門分野にも対応可能であること等がメリットとしてあげられる一方、司法による紛争解決を阻 害したり、手続の適正や権利の保護が不十分になるおそれがあること等のデメリットも指摘されている。

ADR法

正式名称を「裁判外紛争解決手続の利用の促進に関する法律」といい、ADRの利用の拡充と活性化を図る観点か ら、平成19年4月より施行された。ADR一般について、基本理念や国・地方公共団体の責務を定めた上で、民間の ADRについて、法務大臣による認証制度と利便の向上を図るための特例を設けている。

CGI

Common Gateway Interfaceの略で、WebサーバがWebブラウザからの要求に応じてプログラムを実行し、 その結果を、Webブラウザに返す仕組みのことをいう。Webサーバの機能を補助するものといえ、動的なWeb ページの作成に利用される。CGIのプログラムは、Perlによって記述されることが多い。

CO2

二酸化炭素(Carbon Dioxide)のことをいい、その名称は化学式に由来する。温暖化対策推進法では、メタン、一酸 化二窒素、ハイドロフルオロカーボン、パーフルオロカーボン、六ふッ化硫黄などとともに、温室効果ガスとして位置 づけられている。CO2は、温室効果ガスの大部分を占めることから、地球温暖化の最大の原因と考えられており、 世界各国で排出量の削減に向けた取り組みが進められている。

「クッキー」と読み、Webサーバから、Webブラウザを通じユーザのコンピュータにデータを記録する仕組みのことを いう。ユーザに関する情報やWebサイトを訪れた最後の日時・回数などアクセスに関する情報を記録することがで きる。ショッピングサイトや認証システムなどで用いられる。

COSO

the Committee of Sponsoring Organizations of the Treadway Commisionの頭文字をとったもので、 トレッドウェイ委員会支援組織委員会と訳される。トレッドウェイ委員会は、企業の不正な財務報告に関する全国委員 会の通称で、1980年代のアメリカにおいて、企業の不正が相次いだことに対処するため組織され、1987年に活動 を終えた。しかし、内部統制の問題は未解決の課題として残されたため、トレッドウェイ委員会の活動を支援していた 団体によってCOSOが組織され、内部統制の問題に取り組むこととなった。

COSOフレームワーク

1992年、COSOの報告書によって示された内部統制のフレームワークで、事実上、内部統制の世界標準となって いる。内部統制の定義を、「業務の有効性と効率性、財務報告の信頼性、関連法規の遵守という3つの目的の達成に 関して、合理的な保証を提供することを意図した事業体の取締役会、経営者及びその他の構成員によって提供され るプロセス」とした上で、内部統制の構成要素として、統制環境、リスク評価、統制活動、情報と伝達、モニタリングの 5つをあげている。

CSR

Corporate Social Responsibilityの略で、企業の社会的責任と訳されるのが一般的である。様々な意味に用い られており、労働法の遵守を中心としたコンプライアンスや不祥事防止ためのコーポレートガバナンスを含む場合と、 より積極的な社会貢献活動のみを指す場合がある。近年では、環境法の遵守や環境経営など企業による環境保護 の面が強調される傾向にある。

FTP

File Transfer Protocolの略で、インターネット上で、ファイルの転送を行うためのプロトコルである。Webサーバ へのデータのアップロードを行う際に使用され、Webサーバ上のデータが不当に変更、消去されるのを防止するた め、 I D とパスワードのよる認証が必要とされるのが一般的である。

コンプライアンス用語集-50音・アルファベット順索引

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