は行のコンプライアンス用語

は行のコンプライアンス用語

廃棄物処理法

正式名称を「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」といい、環境の保全という観点から、廃棄物の排出の抑制と適 正な処理について一般的な枠組みを定める法律である。廃棄物を、20種類の産業廃棄物とそれ以外の一般廃棄物 に区分した上で、それぞれの処理について定めている。近年では、産業廃棄物を排出する事業者の責任を強化する 方向で、頻繁に法改正が行われており、違反に対する罰則が重いことに注意する必要がある。

バックアップ

万が一、問題が発生した際にもシステムやデータを復旧できるようにするため、あらかじめシステムやデータの複製 を作成しておくことをいう。作成された複製をバックアップと呼ぶこともある。

ファイアウォール

社内のネットワークが、外部のインターネットから攻撃されるのを防ぐために、両者の境界に設置するシステム。デー タの流れを監視し、不正なアクセスを遮断する機能を有する。その名称は、火災の延焼を防ぐための防火壁に由来 している。

不祥事

一定の社会的な地位を有する企業や団体、人物によって起こされる好ましくない事件をいい、企業が当事者となるも のを、特に「企業不祥事」という。犯罪や違法行為、不正行為に加え、重大な事故も含むことがある。

不正アクセス禁止法

正式名称を「不正アクセス行為の禁止等に関する法律」という。不正アクセス行為を禁止するとともに、これに対する 罰則と、再発防止のための都道府県公安委員会による援助措置等を定めている。

不正競争防止法

事業者間の公正な競争を確保することを目的とする法律。不正競争として、商品等表示の混同・冒用、商品形態の 模倣、営業秘密の侵害、原産地・品質等の誤認表示などを不正競争と定義し、ドメイン名の不正取得などをあげ、こ れに対する差止請求権や損害賠償などを定めている。公正な競争秩序の維持を目指す点で独占禁止法と共通する ほか、知的財産法の一部として位置付けられることもある。

プロトコル

ネットワークでデータの通信を行う上での約束事をまとめたもの。「通信規約」ともいわれる。ISOによってプロトコル の階層化モデルが標準化されている。

ブログ

ウェブ・ログの略で、頻繁に更新を行うことを想定した日記のようなWebサイトのことをいう。プログラムなどの特別な 知識がなくても、手軽に作成できることから広く普及しているが、個人情報や企業秘密に関わる事実を掲載してしま うことがないよう注意が必要である。

コンプライアンス用語集-50音・アルファベット順索引

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