病院・医療機関のコンプライアンス研修
研修の目的
病院や医療機関は、人の生命や健康を託される存在です。そのため、コンプライアンスの面でも、特別な取り組みが求められます。また、医師・看護師をはじめとする医療機関のスタッフには、コンプライアンスについて、専門職としての高い意識と幅広い知識を持つことが期待されるといえます。
当事務所のコンプライアンス研修では、このような特殊性も踏まえながら、病院や介護施設の職員に必要となる法律知識を分かりやすく解説するカリキュラムをご提供していきたいと考えております。
研修対象者
病院、歯科医院、調剤薬局、介護施設その他の医療機関の役員、スタッフなど
研修のポイント
ポイント1.法律は良い医療を支援する
一般に、法律と聞いた場合、刑事罰や制裁がイメージされることが多いように思われます。しかし、医療において、実際に刑事罰が果たす役割は限定的であり、法律には、良い医療の実現に向けて医師を支援する役割があるといえます。また、法律については、条文だけではなく、その背景にある考え方や、倫理との関係なども重要となります。
ポイント2.医療事故・医療過誤の防止
医療機関のコンプライアンスにおいて、最大の課題となるのが、医療事故・医療過誤の防止です。コンプライアンスの観点からは、事故の発生防止に向けたあらゆる取り組みを行うことはもちろん、万が一、事故が起きた場合の原因究明や再発防止、法律上の責任についても、十分な検討を行った上で、体制を整備することが重要です。
ポイント3.守秘義務と情報の保護
医師、薬剤師、助産婦等が、正当な理由がないのに、その業務上取り扱ったことについて知り得た人の秘密を漏らすことは、刑法上、禁止されており、その他にも、個別の医療関係法規により、守秘義務が定められています。また、医療機関は、患者の医療記録などデリケートな情報を取り扱うため、情報保護の徹底をはかることも必要です。
お問合わせ
コンプライアンスに関するコンサルティング、研修、講師、費用等の詳細につきましては、下記のフォームより、お問合わせください。
Web:お問合わせフォームへ
病院・医療機関のコンプライアンスのポイント
※病院・医療機関のコンプライアンスのポイントの一部をサンプルとしてご覧頂けます。
※実際の研修では、専用のテキストを使用して解説を行います。
- 医療と法律の関係
- 医師法上の医師の義務
- 守秘義務と個人情報保護
- 患者への説明義務
- 医療過誤と行政上の責任
- 医療過誤と刑事上の責任
- 医療過誤と民事上の責任①
- 医療過誤と民事上の責任②
- 病院における労働トラブルの防止
- 病院に必要なコンプライアンス体制